登下校時の見守りに「子供用GPS」の導入を検討している人も多いでしょう。しかし「どれが一番安心して持たせられるの?」と迷ってしまいますよね。この記事では子供用GPSの選び方をご紹介。ポイント別におすすめの子供用GPSも紹介します!これを読めば、親子のニーズにピッタリ合う子供用GPSが見つかりますよ。
ポイント別!おすすめの子供用GPS早見表
まずはこの記事で紹介している子供用GPSを、重視したいポイント別にまとめて紹介!↓
重視したいポイント | おすすめ子供用GPS | 価格 | 料金形態 | 測位方式 |
---|---|---|---|---|
危険をすぐ伝えられる | soranome | 14,520円 | 月額539円 | みちびき・GPS衛星 GLONASS衛星・BeiDou衛星 Galileo衛星、A-GPS |
更新頻度が速い | みてねみまもりGPS | 5,280円 | 月額528円 | みちびき・GPS衛星 Gallileo衛星・GLONASS衛星 Beidou衛星・A-GPS Wi-Fi・携帯基地局 |
子供から通知が送れる | どこかなGPS | 13,200円 | 買い切り | みちびき衛星・GPS衛星 GLONASS衛星 Wi-Fi・携帯基地局 |
料金が安い | ファミリードット | 9,900円 | 買い切り | GPS衛星 Wi-Fi・携帯基地局 |
メッセージが送れる | coneco | 19,800円 | 月額480円 | GPS衛星 |
それぞれの特徴をさっそく知りたい人はこちらから。
子供用GPSは必要?キッズケータイやスマホよりおすすめな理由
1人で小学校に行くようになると、やはり登下校中の安全が心配になりますね。子供の安全を守るためにも、GPSを持たせるのがおすすめです。
「キッズケータイなら連絡もできるし、そのほうがいいんじゃない?」と思う人もいるでしょう。
オレンジページが2018年に調べた調査によると、小学生にキッズケータイやGPSなどの端末を持たせている保護者はおよそ30%。そのうちキッズケータイ・スマホを持たせている保護者の半数以上が「ゲームやSNSをしすぎる」という悩みを抱えていました。
参考サイト:https://www.atpress.ne.jp/news/168656
登下校の安全を見守りたいだけなのに、これじゃあ心配事がまた増えちゃう……。しかもキャリアによっては、GPS機能が有料なんだって。
たとえば大手スマホキャリアの場合、子供の居場所をGPSで確認するためには「月額220円」「検索1回5.5円」がかかります。連絡手段メインでキッズケータイを持たせているのならいいのかもしれませんが、GPS機能だけが欲しいなら割高に感じてしまいますね。
そのためキッズケータイを持たせるより、GPSのみを持たせるほうがおすすめです。
だから我が家も、子供用にGPSを購入しました!
スマホより子供用GPSのほうがメリット多め◎
子供用GPSを持たせるメリットは以下の5つ。
子供の居場所がいつでもわかるので安心できますよね。子供が一人で行動することが増えたのなら、お守りとして「GPS」を導入するのがおすすめです。
またキッズケータイと違い、子供用GPSは「防犯ブザー」と同じくくりとして持ち込みを認めている学校が多いですよ。
おすすめ子供用GPSをさっそく知りたい人はこちらから。
子供用GPS選びのポイントは?
子供用GPSを選ぶとき、意識したいポイントは以下の5つです。
それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
位置情報は何分おきに送られてくる?正確性も確認
子供用GPSの位置情報は、車のカーナビやグーグルマップなどのようにリアルタイムでわかるわけではありません。何分かおきにデータが送られてくる仕組みになっています。
たとえば1分おき、3分おきなど、子供用GPSごとに設定できる間隔は異なります。頻繁に位置情報を把握したいのなら、間隔の短い子供用GPSを選びましょう。
我が家は1分半おきに送られてくるGPSをチョイスしました。こまめに移動が確認できるので助かります。
あと、位置情報の正確性も確認したいですね。おすすめは「順天頂衛星みちびき」に対応しているもの。みちびきとは日本が打ち上げたGPS衛星で、より正確な位置を測定することができます。ほかにも多くの衛星がありますが、対応する衛星が多いほど精度が高いといえるでしょう。
また地下などGPS衛星との通信が難しい場所もあります。そうした場合に備え、近くのWi-Fiアクセスポイントの電波を活用できる子供用GPSを選ぶのもいいでしょう。
移動履歴は記録できる?あとから見返せるかチェック
移動履歴が記録できると、子供がいつどんな行動をしているのかを見返したいときに便利。よく友達と遊んでいる公園、寄り道しやすい場所、などが把握できますね。
ただしこの機能はそこまで重視するポイントではありません。「記録しておけたらいいな」と感じる人はこちらもチェックしてみましょう◎
何人で共有できる?家族みんなで見れるとうれしい
子供の位置情報を複数人で共有できるものもおすすめです。母親、父親、祖父母みんなで管理できると安心です。
仕組みとしては、誰か1人が管理者となり、家族アカウントとして共有する人を追加するというものが定番。多くの子供用GPSがアプリで位置情報を管理しているので、いつでもどこでも誰でも、スマホから子供の現在地が確認できます。
買い切り?月額払い?料金についても確認しておこう
子供用GPSには、「買い切りタイプ」と「月額タイプ」2つの料金体系があります。
買い切りタイプは、最初に本体料金+利用料金をまとめて払う仕組みです。月額タイプは最初に本体料金のみを払い、その後月額料金を払っていくタイプです。
買い切りタイプは利用できる期間が決まっています。それ以降は新たに本体を買いなおす必要があるので、「低学年の間だけ使いたい」という人におすすめです。
月額タイプは初期投資が少ないですね。そのぶん毎月料金が発生しますが、いつでも解約ができます。そのため「試しに1年だけ使いたい」「好きなタイミングで解約できると助かる」という人におすすめですよ。
防犯ブザーつき?そのほかの機能を確認
子供用GPSには、位置情報を伝える機能以外にさまざまなオプションがついています。たとえば防犯ブザー機能、通信機能やメッセージなどです。
特にメッセージ機能は便利。キッズケータイのようにメッセージのやり取りができます。選ぶ際はオプションの内容もチェックしてみましょう。
【現役ママが選ぶ】おすすめ子供用GPS5選
ここからは、小学生の子供を持つ筆者、ならびに実際に利用している人たちの評判をもとに、特に高評価だった子供用GPSを5つ紹介します。
購入の際の参考にしてみてくださいね!
①soranome|SOSボタン付き!エリア通知設定も可能
子供用GPSの「soranome(ソラノメ)」。生活防水機能つきなので、雨や水しぶきにも耐えてくれます。子供が水溜りで飛び跳ねても、雨の日でも、安心して持たせられますね。
注目の機能が「SOS機能」です。ボタン長押しで保護者のスマホにSOS通知を行うことができます。SOSを出してから30分間は1分おきにスマホへ位置情報を送信してくれます。
防犯ブザーと違って音が鳴らないので、万が一学校などで押してしまってもうるさくないのが決め手でした!一度SOS機能を試してみましたが、通知が素早く、これなら安心だなと感じました。
もうひとつ注目なのが、「通知エリア設定」。通知が欲しい場所を登録すれば、そこに入ったときに通知をもらうことができます。学校や駅、習い事の場所などを登録しておくことができますよ。
学校・ピアノ・塾の3箇所を登録して使っていますが、位置情報の通知も正確です。学校から帰ってくる時間もわかるので「今日は帰りの会が長引いたんだな」というのも知れて安心です。
位置情報の更新間隔は3分・5分・10分・30分・60分と幅広く、バッテリーは最大1週間と長持ち。週末のみの充電で使えるのも便利なポイントです。
そして4色のカラーカバー付き。気分に合わせて付け替えが楽しめるので、子供も楽しんで持ち歩いてくれますよ!
soranomeを公式サイトで詳しく見る測位方法 | みちびき・GPS衛星・GLONASS衛星・BeiDou衛星 Galileo衛星、A-GPS |
通信方式 | Docomo 4G/LTE |
移動履歴の保存日数 | 30日 |
共有可能人数 | 3人 |
本体料金/月額料金(税込) | 14,520円/539円(事務手数料として初月3,300円) |
6年間の料金(税込) | 539円×72ヶ月+14,520円+3,300円=56,628円 |
そのほかの機能 | SOSボタン、通知エリア設定 |
↓こちらからの購入で、端末料金が5,500円割引されます↓
キャンペーンを使った場合、6年間の累計料金は51,128円です!お得に子供用GPSを導入するチャンスですね。
②みてねみまもりGPS|更新間隔が短い◎バッテリー長持ち!
「みてねみまもりGPS」は、株式会社mixiの子供用GPSです。みちびきをはじめとする多数の衛星以外に、Wi-Fiや携帯基地局による測位も可能。そのため衛星では位置情報をつかみづらい屋内・地下でも計測しやすいのが特徴です。
またみてねみまもりGPSのアプリには「経路検索・ストリートビュー機能」が備わっています。子供のいる場所までの行き方がすぐにわかりますし、近くに何があるのかも確認できます。
子供がお友達の家によく一人で遊びに行くのですが、道のりがすぐにわかったので迎えに行きやすかったです^^あと習い事の帰りに一カ所でずっと止まっていることがあり、ストリートビューで確認したらお花屋さんの場所でした。花をずっと眺めてたんだ~って、わかると安心しますね。
またバッテリーが長持ちするよう「省エネモード」が搭載されています。1回の充電で最大1ヶ月使用できるのが助かりますね。
2週間ぐらい充電しなかったんですが、それでもまだ半分充電残量が残ってて驚きました!しかも電池切れしそうなときは通知が来るので、充電し忘れの心配もないです。
位置情報の更新間隔は1.5分もしくは3分間隔と高頻度。カラーバリエーションは4色です。歩数計機能も付いているので「今日は何歩歩いたんだね」と、子供との会話も楽しめますよ。
ちなみに私は、こちらの「みてねみまもりGPS」を購入しました。習い事まで一人で行くことはありませんし、防犯ブザーは別にお気に入りのものがあるからです。
【公式】「みてねみまもりGPS」販売Amazonページはこちらただ、一人で出歩く機会が多く、ランドセルにいろいろなものをごちゃごちゃつけたくないという人は防犯ブザーやSOS機能付きのほうが安心してつけられるでしょう。そうした点ではsoranomeのほうがおすすめです。
測位方法 | みちびき・GPS衛星・Gallileo衛星・GLONASS衛星 Beidou衛星・A-GPS・Wi-Fi・携帯基地局 |
通信方式 | Docomo LTE |
移動履歴の保存日数 | 3ヶ月 |
共有可能人数 | 制限なし |
本体料金/月額料金(税込) | 5,280円/528円 |
6年間の料金(税込) | 528円×72ヶ月+5,280円=43,296円 |
そのほかの機能 | 歩数計、みまもりスポット |
③どこかなGPS|子供から送れる通知の種類が多い
「どこかなGPS」は、ソフトバンクの子供用GPS。もちろんほかのスマホキャリアでも利用できますよ!
どこかなGPSは買い切りタイプで、利用期間は2年と決まっています。しかし2年以降は月額440円の支払いで利用を継続できるので、長く利用したい人にもおすすめです。
どこかなGPSの特徴は、複数の機能が搭載されていること。目的地に到着したときの「ついたよ通知」や、子供が保護者に通知を送れる「いまここ連絡」など便利な機能がたっぷりあります。
お友達と遊んだ帰りは「いまここ連絡」をしてもらうようにしています。そしたらお迎えにも行けるし、便利です^^入学したての頃は「迎えに来てほしい」というときに、週1くらいでボタンを押してもらっていました。普段は友達と下校していますが、たまに一人のこともあるので、大変役に立ちました。
また、迷子になりやすい子にもおすすめ。「はなれたアラート」を設定しておけば、子供が突然離れてしまったときにもすぐに気づくことができます。
興味のあるところにフラッと行ってしまう息子。目を離さないように気を付けていても、気づけば迷子……ということが何回もありました。これを持たせてからはすぐに気づけるので助かっています。
位置情報の更新間隔は3分・5分・10分・30分・更新なしから選べます。カラーはホワイトのみとシンプルです。
【公式】「どこかなGPS」Amazon販売ページはこちら測位方法 | みちびき衛星・・GPS衛星・GLONASS衛星 Wi-Fi・携帯基地局 |
通信方式 | LTE |
移動履歴の保存日数 | 3日 |
共有可能人数 | 4人 |
本体料金(税込) | 13,200円(3年目以降は月額440円で使用可能) |
6年間の料金(税込) | 13,200円+440円×48ヶ月=34,320円 |
そのほかの機能 | ついたよ通知、いまここ連絡、ただいま通知 はなれたアラート、どこかなGPSを鳴らす |
Amazonからの購入だと、割引価格で10,400円(税込)になってました!お得です。
④ファミリードット|とにかくコストを抑えたい人におすすめ
子供用GPS「ファミリードット」は、料金の安さが魅力的。2年間9,900円(税込)の買い切りタイプです。その後も5,500円(税込)で1年延長ができるので、6年間の料金を比べてもあまりコストはかかりませんよ。
特徴は「乗り物通知」がついていること。バスや車で移動している際「乗り物に乗っていますよ」と連絡がくるんです。
いつも習い事にバスで言っているので、きちんとバスに乗れたかどうかがわかると助かりますね。エリア通知もついているので、目的地についたかもはっきりして助かります。
そして、Wi-Fiや携帯基地局による測位が可能なのも魅力的。地下や室内にいるときでも位置情報が把握しやすいです。シンプルな機能とお値段で「とにかくGPSを持たせておきたい」という人のニーズにこたえてくれます。
【公式】Family Dot(ファミリードット)Amazon販売ページはこちら
測位方法 | GPS衛星・Wi-Fi・携帯基地局 |
通信方式 | 2G/3G |
移動履歴の保存日数 | 24時間 |
共有可能人数 | 制限なし |
本体料金/月額料金(税込) | 9,900円(2年間)(1年更新の場合は5,500円) |
6年間の料金(税込) | 9,900円+5,500×4=31,900円 |
そのほかの機能 | エリア通知、乗り物通知、一時エリア通知 |
⑤coneco|簡単なメッセージのやり取りが可能◎
子供用GPS「coneco」は、GPS機能だけではなくメッセージのやり取り機能も搭載されています。子供が送りやすいよう10種類の定型文を登録できるので、扱いに慣れない子供も安心して使えますよ。
スマホと違って、子供と親のみの簡単なやり取りのみ。SNSトラブルの心配もありませんね。
私が仕事で留守番してもらうことも多いですし、習い事が遅いこともあるので、当初はキッズケータイを予定してました。でもconecoのほうがやり取りしやすいし、ケータイはまだ早いかなと思っていたので安心です。
conecoの更新間隔は1分・3分・5分・10分。1分に設定しておけば、かなりの頻度で子供の動きが把握できます。エリア通知機能もついているので、子供が目的地に着いたかしっかり確かめられますね。
「いまからむかえにいくね」「すこしおくれるからまっててね」など、簡単なメッセージを伝えたいとき、とっても役に立つ子供用GPSです。
【公式】coneco(コネコ)Amazon販売ページはこちら
測位方法 | GPS衛星 |
通信方式 | Docomo LTE |
移動履歴の保存日数 | 1年 |
共有可能人数 | 4人 |
本体料金/月額料金(税込) | 19,800円/480円 |
6年間の料金(税込) | 480円×72ヶ月+19,800円=54,360円 |
そのほかの機能 | メッセージ機能、エリア通知、のりもの通知、 |
まとめ
子供用GPSはさまざまな種類がありますが、どれも機能や料金が異なります。何を重視したいかを考えながら選ぶようにしましょう!
ちなみに我が家は、まずはお試しでという意味も込めて更新頻度の高いみてねみまもりGPSを導入しました。ただ、子どもが一人で出かけることが増えてきたらsoranomeのほうが向いているなと感じています。やはりSOS機能があると、万が一のときにすぐ気づけますよね。
ぜひじっくり子供用GPS選び、登下校時のお守りとして導入しましょう!